島根原発での万一の事故に備え、周辺地域の放射線量を迅速かつ正確に測定する緊急時のモニタリング訓練が、松江市で行われました。

10月27日の訓練は、県内各地の放射線量を日々測定している松江市にある島根県の原子力環境センターを主会場にセンターの担当職員と中国電力の社員合わせて20人余りが参加しました。

訓練は、震度6弱以上の強い地震が発生したという想定で行われ、防護服を着た職員が原発周辺の線量を測定するため専用の車で出発しました。
一方、原発から約17キロの地点に出向いたチームは汚染の有無などを調べるため、付近の土や草を採取し持ち帰りました。

島根原子力環境センター・田中孝典所長:
主に初動と実働の訓練を行なっています。
この結果を見て、より迅速な効率のいいモニタリングの体制にいかしていきたいと思っております。

こうしたモニタリングの結果は、原子力災害の基礎データとして必要不可欠なものだけにセンターでは、さらなる精度の向上をめざしたいとしています。

TSKさんいん中央テレビ
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