北海道を代表する郷土料理・ジンギスカン。今、羊肉の輸入量増加などを追い風にブームが再来しているという。

羊肉の輸入量増加…ジンギスカン扱う店も増加傾向

正午前から行列ができていたのは、素材にこだわったジンギスカンを扱う「大衆ジンギスカン酒場ラムちゃん 御徒町店」。

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看板メニューは秘伝の熟成方法で旨味成分を引き出した、塩〆熟成ジンギスカン。さらに、薄切りで柔らかい「飲めるジンギスカン」など、様々なメニューが人気を博している。

来店客:
ラム肉とかバカはやりして、1回聞かなくなって、また来てる。

2000年代初頭、BSE問題で牛肉の代わりに注目を浴びた羊肉。今、再びジンギスカンブームが訪れている。羊肉の輸入量はここ10年間、徐々に上がり続け、ジンギスカンを扱う店も増加傾向にある。

来店客:
ヘルシーって聞いたのと、タンパク質が多いので良いなと思って。

来店客:
痩せる脂と聞いてますので、私はそれを信じて食べています。

羊肉は、タンパク質も豊富で、牛や豚に比べてカロリーが低いことも魅力。さらに、その人気を後押しするのが、ジンギスカンの特徴ともいえる“臭み”が解消されたことだった。

来店客:
全然臭みがない。

大衆ジンギスカン酒場・事業統括責任者 河島義矩さん:
臭みがあるという言い方がされているが、輸送技術、冷蔵技術が発達して、すごく鮮度の質の良いものが入ってきている。

課題だった“におい”を克服。「ジンギスカンは臭い」という認識もある中、お昼から堪能できるごちそうとなっていた。

来店客:
もう最高ですね。
――昼から飲み放題?
非日常を味わえるっていうところでも、大変ありがたい。

「大衆ジンギスカン酒場ラムちゃん」は、2030年までに現在の15店舗から、50店舗へと拡大を目指している。