東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手・大槌町で支援物資を運んだ軽ワゴン車が川西町で展示されている。

「走る震災遺構」と呼ばれるこの軽ワゴン車は、東日本大震災の発生後、東京の市民団体から岩手・大槌町の職員だった佐々木健さんへ贈られた車両で、佐々木さんはこの車で町内の避難所への物資搬送に奔走した。

この震災の記憶を後世に伝えようと企画された。
車体には、町民や全国から訪れた人々からたくさんの復興支援のメッセージが書き込まれている。

(川西町住民課・大河原孝如課長)
「川西町民も当時大槌町に行って支援をした。実際にこの車に名前が記されているのを見るとそうした歴史も感じるし、今後の災害に対する備え・教訓になると感じる」

「走る震災遺構」の展示は11月6日までの平日、町役場の開庁時間にあわせて行われているほか、10月31日には大槌町の元職員佐々木健さんによる記念講演会が開かれる。

さくらんぼテレビ
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