松江市の島根県立美術館で開かれている浮世絵師・葛飾北斎の作品展に合わせ、浮世絵版画の制作体験ができるイベントが開かれました。

島根県立美術館で開かれたのは、浮世絵版画の制作過程の一つ「摺り」を体験できるワークショップで、親子連れなどが参加しました。

題材は、北斎の代表的な画集「北斎漫画」の図柄。
江戸時代に使われていたものを再現した特製の道具・板木に専用の塗料を塗り、上から紙を押しつけて、模様を写しだします。

参加者:
色を塗るところとか大変でした。自分が北斎になったみたいで楽しかったです。

参加した人は、初めての版画体験を夢中になって楽しんでいました。

島根県立美術館学芸員・藤岡奈緒美さん:
版画作品見るだけだと、どのようにできてるかってなかなか想像しにくいと思うんですけども、こういう風に摺り重ねるんだというのを意識して作品を見ていただけたらと思います。

島根県立美術館では、津和野町出身の北斎の研究者永田生慈さんが県に寄贈した浮世絵師「葛飾北斎」のコレクションのうち、40代半ばから60歳までの作品約500点を展示する「北斎展」が、来月3日まで開かれています。

TSKさんいん中央テレビ
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