関西電力・美浜原発3号機の重大事故を想定した県の原子力総合防災訓練が24日から始まりました。このうち美浜原発では、事故の制圧に向けた訓練が行われました。
訓練は24日と25日の2日間の日程で行われ、内閣府や原子力規制員会など約100の機関の職員や原発立地地域の住民ら合わせて約8700人が参加します。
今回の訓練は「嶺南地域を震源とする大地震が発生し、震度6弱を観測した美浜町の美浜原発3号機で原子炉を冷却できなくなった」との重大事故を想定して行われました。
美浜原発の構内では、電源車による代替電源から電気を送る手順を確認したほか、建物の外部からロボットを遠隔操作し、障害物を取り除いたり計測器を確認したりする訓練も実施しました。
25日は住民の避難を中心とした訓練が行われます。