北朝鮮による拉致被害者家族が新たに就任した高市総理と23日東京で面会しました。

鹿児島の拉致被害者家族も日朝首脳会談の実現を訴えました。

23日、東京で高市総理と面会したのは北朝鮮による拉致被害者家族です。

面会には1978年8月12日に日置市の吹上浜で北朝鮮に拉致された市川修一さんの兄・健一さんと、増元るみ子さんの弟・照明さんも出席しました。

拉致問題を巡っては2002年に拉致被害者5人が帰国してから20年以上進展がなく、高市総理はその状況を「大変申し訳ない」と陳謝。

来週予定されているアメリカのトランプ大統領との面会の際には、拉致問題への協力を求めるとした上で「日本の主体的な取り組みが重要」と決意を述べました。

高市首相
「自分なりにリーダーシップを発揮して、なんとしても突破口を開くべく取り組んでいく。もちろん金正恩委員長との首脳会談に臨む覚悟もできている」

面会後、会見に出席した市川さんは、日朝首脳会談の実現を求めたと明らかにしたうえで、高市総理への期待を口にしました。

市川修一さんの兄・市川健一さん
「あらゆる手だてを講じて一刻も早く日朝首脳会談を実現してほしいと総理に申し上げた。拉致問題を進展させ、主権国家としての姿を見せてほしい。新総理を信じて期待をしている」

2025年に80歳を迎えた市川さんはこれまで13人の総理と面会したそうですが、弟との再会には至っていません。

高市総理の就任で拉致問題に進展はあるのか注目されます。

鹿児島テレビ
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