23日午後1時半、高市首相が就任後初めて、北朝鮮による拉致被害者家族らと面会しました。

高市首相:
(Q.拉致問題について)私自身も自分なりにリーダーシップを発揮して、なんとしても突破口を開くべく金正恩(キム・ジョンウン)氏との首脳会談に臨む覚悟もできている。

拉致問題の解決に向け、北朝鮮の金正恩総書記との首脳会談に意欲を示した高市首相。
さらに、27日に来日するアメリカのトランプ大統領に協力を求める考えを被害者家族らに伝えました。

本格始動2日目を迎えた“チーム高市”。
報道各社のグループインタビューに応じたのは、鈴木憲和新農水相です。

鈴木憲和新農水相:
これが「はえぬき」です。地元の山形・朝日町で私がオーナー田んぼをやっているところの今年のコメ。私は農林水産省出身でもありますから“はえぬき大臣”。

小泉前大臣が自らを“コメ担当大臣”としたのに対し、自身を“はえぬき大臣”と表現した鈴木新農水相。

コメ政策については、就任直後から「需要に応じた生産が何よりも原則」と強調しています。

鈴木憲和新農水相:
大事なことは、昨日も申し上げたが1年に1回しかコメは収穫できない。先を見通せるということが大事だし、需要に応じた生産、これが基本。

2025年の主食用のコメの収穫量は、2024年に比べ約68万トン増の748万トンを見込んでいます。

こうした中、農水省が2026年のコメの生産量の目安について、2025年より少ない711万トンとする方向で最終調整をしていることが明らかになりました。

2025年、大幅な増産が見込まれていて、値崩れにより農家に影響が及ぶ可能性を踏まえたものです。

「イット!」取材班は、新米が並ぶ神奈川・横浜市のスーパーの米売り場へ。

ブランド米の新米は5kg5000円を超えるものも多く、店では1kgや2kgの少量パックを選ぶ人たちの姿が見られました。

買い物客は「今高いから1kg(パック)。1kgで1000いくらする、高い」「いつもは新米食べてたけど、今はとにかくお値段」などと話しました。

依然高値が続く中、2026年は米の生産量を抑える方針を示した農水省。

スーパーセルシオ和田町店・久保田浩二さんは「(生産量が)適正数量なのかどうかというところが大事。JAや農家からの買い取り価格自体が上がっているというところから機縁して、スーパー店頭で並ぶ価格自体がどうしても上がっている」と話しています。