ウクライナのゼレンスキー大統領は、「プーチン政権に戦争の代償を感じさせる必要がある」と訴え、長距離兵器の供与や防空システムの支援を改めて求めました。
ゼレンスキー氏は23日、ベルギーで開かれたEU(ヨーロッパ連合)の理事会で演説しました。
演説の中で、EUが新たに承認したロシア産の液化天然ガスの輸入禁止などを盛り込んだ制裁パッケージに謝意を示しました。
そのうえで、ロシアによる民間インフラへの攻撃を挙げ、「プーチン政権に戦争の代償を感じさせる必要がある」と強調し、長距離兵器の供与や防空システムの支援を重ねて求めました。
一方で、ウクライナのEU加盟交渉が半年以上停滞していることについて、「不公平で人為的な停滞だ」と批判し、EUの拡大がヨーロッパ全体の安全保障につながると訴えました。