カメラを仕込んだ傘を使って、コンビニや商業施設で10代の女性のスカート内を盗撮した疑いなどで、札幌市に住む35歳の男が書類送検されました。
性的姿態等撮影および同未遂の疑いで書類送検されたのは、札幌市東区に住む会社員の男(35)です。
警察によりますと、男は2024年4月23日、札幌市厚別区のコンビニで札幌市内に住む10代半ばの女性のスカート内をビデオカメラで撮影しようとしたほか、2025年6月6日には同じ厚別区内の商業施設で札幌市と北広島市に住むいずれも10代半ばの女性2人のスカート内を撮影した疑いが持たれています。
2024年4月の事件は被害女性からの届け出、2025年6月の事件は商業施設の警備員からの通報で発覚しました。
男は盗撮用のビデオカメラを隠すため、傘に穴を開けてカメラを仕込み、傘を引きずってコンビニや商業施設を歩いていたとみられています。
6月の事件では、女性が盗撮に気付いたため、男は傘を現場に残して逃走。その後、6月12日に弁護士とともに警察を訪れたということです。
男は調べに容疑を認めています。
警察は、盗撮被害に遭った際は声を上げたり、北海道警察公式防犯アプリ「ほくとポリス」を活用して周囲に助けを求めるよう呼びかけています。
また、被害を目撃した際は「大丈夫ですか」「警察を呼びましょう」などと声をかけてほしいとしています。