全国最大、国内外に1000棟以上を展開する大手ホテルチェーン「アパグループ」が10月23日、鳥取市内で2棟目となる新しいホテルがJR鳥取駅南側にオープンしました。
鳥取砂丘エリアでもリゾートホテルが計画される中、「アフター万博」の観光需要取り込みに先手を打ちます。
23日、JR鳥取駅南口近くにオープンした「アパホテル鳥取駅前」。
国内外にホテルを展開する全国最大のチェーン「アパグループ」の1019棟目、鳥取市では2棟目のホテルです。
鳥取駅南口から徒歩2分、地上8階建て、205室を備えています。
客室は全室禁煙で標準タイプのほかに、隣り合う客室をつなげて最大4人まで利用できる「コネクトルーム」、そしてソファーを備え、2人でもゆっくりすごせる「コージールーム」など目的に合わせて部屋を選ぶことができます。
また、1階には大浴場と露天風呂。
近くにある同じグループのホテルの宿泊客も利用できるということです。
ところで、鳥取駅周辺には2024年12月、別の大手チェーンのホテルがオープンするなど、すでに大手だけで10棟以上のホテルが営業、さらに、2028年には鳥取砂丘西側に高級リゾートホテルが進出する計画で、インバウンドも含めた「アフター万博」の観光需要をめぐるホテル間の競争が始まっています。
アパグループ・元谷一志CEO:
わったいな(すごいな)といわれるぐらいお客さんがくればいい。
鳥取の方言も交えて新しいホテルへの期待を示したのは、アパグループの経営責任者・元谷一志CEO。
鳥取県東部をはじめとする山陰の宿泊市場については…。
アパグループ・元谷一志CEO:
既存店だけでは需要を取り切れてないなというのがありまして、非常にまだまだポテンシャルも感じるし、今後米子のエリアだとか境港というところも考えていけるといい。
潜在的な可能性を感じているようです。
鳥取県によると、2025年4月から9月までに県内を訪れた観光客は662万人で、過去5年間で最も多くなってています。
これから迎える松葉がにシーズン、そして県が展開する万博レガシーを活用した観光キャンペーン。
今後も多くの観光客が期待される中、鳥取市では「受け入れ態勢」が徐々に整っています。