技能試験の偽の合格証書を入管に提出し「特定技能」の在留資格を不正に取得した疑いで36歳のベトナム人の女が逮捕されました。
【記者リポート】「(10月22日)午後3時過ぎです。入管法違反の疑いで逮捕された女の身柄が新大阪駅に送られてきました」
出入国管理法違反の疑いで逮捕されたのは、群馬県に住むベトナム国籍のグエン・ティ・マイ容疑者(36)です。
マイ容疑者は去年、東京出入国在留管理局に食品の製造や加工をするための技能試験の偽の合格証書を提出し、「特定技能」の在留資格を不正に取得した疑いがもたれています。
警察によると、元々「技能実習生」の資格で日本にきたマイ容疑者は、「飲食料品製造業」の「特定技能」の資格を得るには、原則、衛生管理などを問う日本語の学科試験や実技試験に合格する必要があります。
しかしマイ容疑者は試験を受けていなかったということです。
警察はマイ容疑者の認否を明らかにしていませんが、より多くの収入を得やすい「特定技能」の資格を得る狙いがあったとみて、偽の合格証書の入手ルートなどを調べています。
(関西テレビ「newsランナー」2025年10月23日放送)