23日朝早く、富士山で初冠雪を観測しました。

山頂から中腹にかけて積もった雪は富士山への冬の訪れを告げています。

23日朝の最低気温が氷点下6.4度と、今シーズン一番の冷え込みとなった富士山。

初冠雪は平年に比べ21日遅く、観測史上過去4番目に遅い観測です。

富士山周辺は23日、初冠雪フィーバーに沸き、静岡・富士宮市では雪化粧した富士山にカメラを向ける人たちが相次ぎました。

「きょうは初冠雪ということで、素晴らしい富士山の景色を写真に収めました。私、ことしも富士山の頂上に行ったんですけど、頂上の雪景色も頭の中に浮かんで非常にすがすがしい朝です」と話す人もいました。

赤い橋の上では、観光客の親子3人が富士山をバックに自撮り棒で記念撮影。

男の子は腕で三角を作り、富士山ポーズを決めていました。

千葉県から移住したという女性は初めて目にする富士山の初冠雪に「千葉から移住してきたので、初めての初冠雪なのですごく感動。わくわくして、もうとろけそう」と大興奮です。

ピンクに咲き誇るコスモスと雪化粧した富士山との絶景コラボが見られたのは裾野市です。

「2年前くらいにここ来させて貰った。その時よりはちょっと満開で、花の量も多いので撮っていて楽しいです」という声が聞かれました。

山梨県の河口湖では、この時期だけの紅白の絶景が見られました。

湖畔の大石公園では、真っ赤に染まったコキアの向こうに雪化粧した富士山がそびえ、遊歩道は多くの外国人観光客らでにぎわっていました。

河口湖に設置された定点カメラ映像。

赤く色づくコキアとともに、頂上付近が白く染まった富士山が朝日に照らされ、姿を現しました。

そして、午後になると青空も広がり、観光客の目を楽しませていました。

山中湖では、鮮やかな紅葉が富士のパノラマに色を添えました。

外国人観光客のグループはその富士山と山中湖を背景にパシャリ。

写真を見て「GREAT!GREAT!GREAT!」と声を上げました。

大阪から来たという観光客は、「日月火水とずっと曇りだったので、急きょ一泊増やしてやっときょう」「もう感激です。すごくいいタイミングでした」と、19日に来てから5日目にしてようやく富士山の絶景を拝めたと話しました。

山中湖では湖面から霧が立ち上るけあらしも発生しました。

23日朝は列島各地で今シーズン一番の冷え込みとなりました。

長野・軽井沢町ではスキー場のゲレンデ作りがスタート。

木々が紅葉する軽井沢プリンスホテルのスキー場では人工造雪機を使って雪を降らせていました。

プリンススキー場ゲレンデ管理担当・千葉幸之介さん:
昨年に比べると気温がやや高いんですけども、天気の崩れがさほどないので、順調に今は雪作りができるかなという印象。

ゲレンデのオープン予定は11月1日。

人工造雪機は24時間フル稼働です。

23日朝の福島市も今シーズン一番の冷え込み。

午前7時半前に最低気温7.9度を観測しました。

道行く人の装いを見ると、首にはふわふわのマフラー。

手は、袖口にすっぽり隠していました。

この寒さで冷え切った体を温めてくれるのが、朝ラーメン。

澄んだスープに大きなチャーシュー。

朝から食べたくなる一杯です。

客:
寒かったから早く温まりたいなと思ってきました(Q.朝食べるのと昼食べるの違いは?)朝の方がほっこりしますかね。

23日朝の東京・新宿駅前。

目についたのはダウンジャケットや厚手のコート姿の人たちです。

東京都心では11月上旬並みとなる最低気温11.5度を観測。

23日朝もぶるぶると震えながらの通勤・通学となりました。

一方で、短パンをはいている男性の姿も見られました。

真っ赤に色づいたモミジと岩肌を流れ落ちる滝。

栃木県の日光に秋の訪れを告げる紅葉の名所、竜頭の滝です。

平日にもかかわらず、滝と紅葉の絶景を求めて大勢の観光客が訪れていました。

17日の色づきと比較すると、モミジの赤が濃くなりコントラストがより際立っていました。

龍頭之茶屋・室根靖史店主:
今まで色づいてなかった部分もあったんですけど、その辺が急に色づき始めたなというのは感じました。9割方はもう色づいてきていると思うんですけど、後から紅葉したモミジが今一番見頃という感じです。

新潟県の苗場プリンスホテルのゴンドラから眺める紅葉も見頃を迎えていました。

24日の朝も全国的に冷え込みが続く見込みですが、日中は気温が上がるため寒暖差に注意が必要です。

FNN
FNN
フジテレビ
フジテレビ

フジテレビ報道局が全国、世界の重要ニュースから身近な話題まで様々な情報を速報・詳報含めて発信します。

社会部
社会部

今、起きている事件、事故から社会問題まで、幅広い分野に渡って、正確かつ分かりやすく、時に深く掘り下げ、読者に伝えることをモットーとしております。
事件、事故、裁判から、医療、年金、運輸・交通・国土、教育、科学、宇宙、災害・防災など、幅広い分野をフォロー。天皇陛下など皇室の動向、都政から首都圏自治体の行政も担当。社会問題、調査報道については、分野の垣根を越えて取材に取り組んでいます。