愛媛県の自治体がHPで公表している農業の計画のファイルを巡り、「個人情報の漏えいのおそれ」がある状況が相次いで判明しています。砥部町に続き久万高原町が23日に発表しました。
久万高原町によりますと、町のホームページで公表していたのは、農地の耕作を巡り10年後の担当者を関係者と協議し定めた計画。この計画のPDFファイルをダウンロードし、農地の地図のデータをコピーしてワードやエクセルに貼り付けると10年後に農地を耕作する予定のほぼ個人の名前174件分が、確認できるようになっていたとしています。
このファイルが公表されていた期間は9月8日から10月6日まで。砥部町で同じ状況があったことから職員が調べたところ、この手順で個人情報が確認できることが判明し公表を中止しました。この期間中のアクセスは325件で二次被害の報告は入ってないとしています。
原因は「電子ファイルの加工の理解が不足し、誤った方法で処理したため」としていて、対象者には文書で謝罪するということです。
今後は電子データを非公表にする方法を再確認して徹底し、複数の職員で確認する再発防止策を講じて、ファイルを再び公開するとしています。
砥部町も同じ状況があったとして22日に発表していました。