長崎大学は、長崎ならではの学びを提供しようと修学旅行生向けの研修事業を展開しています。
長崎大学によりますと、研修プログラムは長崎を訪れる修学旅行生が対象です。
休日の対応や学校側との調整をスムーズに行うため、2025年4月に一般社団法人を立ち上げました。
プログラムでは医学部の被爆遺構や、長崎スタジアムシティのサテライトキャンパス見学のほか、要望に応じて大学の教員や学生とグループワークも行います。
永安武 学長
「平和教育を多くの修学旅行先の方々は求めてくることも事実。ニーズをしっかり聞きながら応じて、その中で長崎大学も知っていただく」
受講料は1人3千円で、2025年度はすでに受け入れた2校を含む小中高あわせて5校を受け入れる予定です。
また、大学が所蔵する被爆資料を後世に残すため、総額2400万円を超える寄付が寄せられたと報告しました。
資料の修復や保存に向けて調査を進めていて、作業の状況は大学のホームページなどに随時、掲載されます。