大阪市生野区の介護老人保健施設で、入所者の90代の女性が高温の湯につかってやけどを負い、その後、死亡していたことがわかりました。
大阪市によると、ことし8月、生野区林寺にある介護老人保健施設で、職員が入所者の女性を浴槽に入れたところ、女性が「熱い」と訴えました。
職員が湯の温度を確認すると、通常では40度のところ60度となっていて、女性は浴槽から出され病院に運ばれましたが、体の大部分にやけどを負い、先月、死亡しました。
施設では数日前に浴槽を熱湯消毒するために設定温度を60度にしており、職員は聞き取りに対し、「いつもの温度という慢心があった」と話しているということです。
警察は業務上過失致死の疑いも視野に入れ捜査しています。