小泉防衛相は22日、就任会見を行い、「これまで以上に強い危機感と切迫感を持って、わが国の独立と平和、国民の命と平和な暮らしを守っていくための取り組みを進めていくことは必要だ」と決意を表明した。
そのうえで、日本を取り巻く安全保障環境が「厳しさを一層増している」と指摘し、政府が2022年末に策定した「国家安全保障戦略」「国家防衛戦略」「防衛力整備計画」の、いわゆる安保3文書について、「見直しの作業に取り掛かる指示を出したいとの高市総理の発言も踏まえて、しっかりと防衛力強化に取り組んでいきたい」と述べ、改定に意欲を示した。
また、防衛費の引き上げについて、小泉防衛相は「金額やGDP比の割合ありきではなく大事なのは中身」と指摘した。
さらに、防衛装備品の海外への移転についても、「我が国にとって望ましい安全保障環境の創出などのための重要な政策手段」と述べ、検討を進める考えを明らかにした。
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