トランプ大統領は21日、自身のSNSでパレスチナ自治区ガザの和平計画の焦点となっているイスラム組織ハマスの武装解除について、応じなければ「中東の同盟国がガザに入りハマスを正す」と警告しました。
トランプ大統領は投稿で、「中東および周辺地域における同盟国は、ハマスが我々との合意に違反し悪行を続けるなら、私の要請に応じて重装備部隊をガザに派遣し『ハマスを正す』機会を歓迎する」とコメントしました。
ただ「これらの国々とイスラエルに『まだだ!』と伝えた。ハマスが正しい道を選ぶ希望はまだ残されている」ともコメントし猶予を与える考えを示しました。
その上で「もし選ばなければ、ハマスの終焉は迅速に、猛烈に、残酷に訪れる」とハマスに警告しました。
イスラエル軍は19日、ガザ南部でハマスによる攻撃があったとして、報復の空爆を行っています。
アメリカのバンス副大統領は21日、訪問先のイスラエルで会見し、和平計画について「予想以上に順調だ」と繰り返したうえで、「ガザにアメリカ軍の地上部隊を派遣することはない」と改めて強調しました。