高市内閣が発足。
初の女性首相誕生について、高市首相の地元・奈良県ではさまざまな声が聞かれました。
高市早苗後援会・菊池攻会長:
奈良県から初めての女性首相が出て、我々としても本当にやってきたかいがある。今の変革期にふさわしい総理大臣が決まった。
地元の人からは「期待は大」「経済政策というか、もうちょっと(生活が)楽になればいいな」「とりあえず賛否両論があると思うが、やってもらわないことには前に進まないというのが正直な感想」という声が聞かれました。
選出後、高市首相の初仕事は各政党へのあいさつ回り。
最初に訪れた連立パートナーの日本維新の会・藤田共同代表は「(高市新首相は)我々に真摯(しんし)に向き合い、頭を悩ませながら腹を決めてくれた。党所属の国会議員一丸となり高市政権を支えてまいる」と述べました。
一方、野党の代表たちからは。
立憲民主党・野田代表:
(高市新首相は)保守層を意識した政権運営をしていくと思うが、私はむしろ中道。国会の論戦を通じて厳しく対決をしていきたい。
国民民主党・玉木代表:
ぜひ責任ある積極財政をどんどん進めてもらいたいと思うし、閉塞(へいそく)感を打ち破る大なたを振るっていただきたい。その意味において協力をしたい。
そして連立を解消した公明党の斉藤代表は「これから公明党は野党ということになるが、野党の役割、政府の監視、政策実現のために、しっかりと高市新首相と論戦をしていきたい」と述べました。
高市首相の選出には海外からも反応が相次ぎました。
中国外務省・報道官は「歴史や台湾問題などの政治的約束を誠実に履行し、日中戦略的互恵関係の全面的推進を期待する」と述べました。
韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領はSNSで「シャトル外交を通じて両首脳が頻繁に会い、意思疎通を行っていきたい」とコメントしています。
22日以降、新旧大臣の引き継ぎなどが行われ、高市内閣が本格的に始動します。