21日佐賀市で開かれた運動会に参加したのは約80人の高齢者たち。平均年齢は76歳、子供の頃の気持ちに戻って玉入れやフォークダンスなど9つの競技を楽しみました。

【吉冨リポート】
「冷たい風が吹く中、佐賀市のグラウンドでは運動会が行われています。いま後ろで踊りを披露しているのは平均年齢76歳の皆さんです」

60歳以上の佐賀市民を対象にした2年制の大学「平松清風大学」
21日は年に一度の「運動会」
1年生と2年生合わせて80人が参加しました。

「ケツ圧測定」という種目では・・・

【吉冨リポート】
「『血圧』ではなく、おしりの圧『ケツ圧』で風船を割る、ユニークな競技が行われています。これ全て生徒が考えたということです」

この日に向けて約4か月前から体育委員会のメンバーを中心に企画と準備を進めてきました。コロナ禍以前は60代の学生が多かったということですが、現在は平均年齢が76歳に。

【体育委員長 森義博さん74歳男性】
「みな高齢です。そういう中、自分の体力を考えながら『焦らず、急がず、そして笑顔で』それをモットーにこの運動会は準備を含め進めてきました」

高齢者でも楽しめる競技をと考えられたプログラム。ほかにも同じ色のカードを持った男女が手を取り合いゴールまで走る「アイラブ競走」や「フォークダンス」などが行われ参加した学生たちは笑顔で楽しんでいました。

【70代男性】
「中学校の時にフォークダンスをして以来ですから手を握ったその時には60年前か、よみがえってきました」
【80代女性】
「運動会自体が童心に帰ったようにしてとても楽しいです」

【体育委員長 森義博さん74歳男性】
「皆がやっぱり若返るというか童心に返る、その気持ちが一番なんじゃないかと思います。大半はなかなか普段やれていないことですのでこれからも続けていければいいと思います」

運動会が開かれるのは今年で45回目、来年以降も続けていく予定だということです。

サガテレビ
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