国防に対する九州各県の理解を深めようと、九州・沖縄の県議会議員らによる協議会の総会が佐賀市で開かれました。

21日佐賀市で開かれた総会には九州・沖縄8県の県議会議員、市町村の議員のほか防衛省の関係者など約400人が出席しました。
会議では、中国の台湾周辺での軍事活動や北朝鮮のミサイル開発など日本を取り巻く安全保障環境が厳しさを増しているとして、自衛隊の増員のため予算の増額などを求めていくとする決議案が満場一致で採択されました。

その後、岩田清文・元陸上幕僚長が講話を行い、近年急速に進む中国の海洋進出にふれたうえで、佐賀駐屯地に配備された陸上自衛隊のオスプレイについて国防における重要性を強調しました。

【岩田清文元陸上幕僚長】
「あってはならないことですがもし仮にどこかの島を取られたときは必ず取り返す、取り返す部隊として水陸機動団がある。そして水陸機動団の上陸には滑走路がなくても隊員が降ろせるオスプレイしかない」

出席者はこのあと佐賀駐屯地を視察したということです。

サガテレビ
サガテレビ

佐賀の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。