ここ数日気温が落ち着き、ようやく秋らしさを感じるようになりました。

ただ、残暑が長引いていたことから大分県内の紅葉の色づきは遅くなっているようです。現状を取材しました。

21日の九重町、飯田高原です。

1700メートル級の山々が連なるくじゅう連山では例年10月中旬ごろには山頂から紅葉が始まるということですが…

◆長者原ビジターセンター筒井哲史さん
「先週まで気温が高かったせいか (紅葉の)進行が遅くなっている。本日から気温が下がってきているので 少しずつ進んでいくのでは」

21日の県内の最高気温は全ての観測地点で20℃前後とほとんどの地点で平年を下回りました。

長者原ビジターセンターでは、くじゅう連山の紅葉は今後、一気に進みそうだと話しています。

一方、別府市にある、こちらの紅葉スポットでは…

◆TOS小野真奈美記者
「別府ロープウェイです。例年であれば徐々に紅葉が始まる時季だが、ことしはまだ色付いていない木々が多いようです」

標高1375メートルの鶴見岳の先週末の様子です。

例年であれば、10月中旬から紅葉が始まり、山頂からふもとへと色付きが進んでいきます。

◆別府ロープウェイ江島哲郎さん
「例年だともう少し赤が映えたり色鮮やかな感じがするが、色は付いているがもう少し色合いが映えない感じ」

標高およそ1300メートルの山上駅付近でも。

◆訪れていた人
「紅葉まだですね。遅いんですかね」

2025年の紅葉の遅れは長引いた残暑の影響があるようです。

◆別府ロープウェイ江島哲郎さん
「やはり猛暑が続いていたのでなかなか気温が下がってくれなかったというのがおそらくの原因」

気象台によりますと、県内ではこの先、平年並みの気温が続きそうだということで、ようやく本格的な秋の訪れを感じることができそうです。

テレビ大分
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