高市総裁が新しい首相に選出されたことを受け中国外務省は「歴史問題などの政治的約束を誠実に履行し、日中の戦略的互恵関係を全面的に推進することを期待する」とコメントしました。
中国外務省の報道官は先ほどの会見で高市氏の新首相への選出について「結果を注視しているが、これは日本の内政問題だ」としたうえで、「歴史問題や台湾問題などにおける政治的約束を誠実に履行し、日中戦略的互恵関係を全面的に推進することを期待する」と述べました。
中国側ではこれまで高市氏について靖国神社を繰り返し参拝していることなどから、「日本の右派政治家の代表格の1人で積極的な財政政策の実施と防衛費の増額を主張している」などと報じていて、強い警戒感を示していました。
高市氏は来週以降に予定されるASEAN=東南アジア諸国連合の関連会議や、APEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会談の場で、習近平国家主席や李強首相との接触があるのか注目されます。