店内にあふれるスタッフの笑顔。
料理はもちろん、この笑顔の接客に客が「ありがとう」の気持ちをスマホで返す、新たなチップ文化の創出とは。
沖縄・恩納村にある話題のレストラン「Blue Entrance Kitchen 沖縄総本店」。
生地やソースも手作りにこだわったオリジナルタコスを目当てに、地元はもちろん多くの観光客が訪れていました。
「Live News α」が注目したのは、その味で“客を満足させる”だけでなく“店で働くスタッフも満足させる”ある仕組みです。
それが、“モバイルオーダー上で客から贈られるチップ”です。
チップを払うかどうか客自身が決め、お会計の際にスマートフォン上に表示されるチップをタップ。
もしくは対応したスタッフを直接選択し、「ありがとう」をチップとして贈ることが可能になりました。
インバウンド需要が高まる中、日本の強みでもある“おもてなし”と、海外ではなじみのある“チップ”という文化を掛け合わせたこの取り組みについて、スタッフは「お客さまが求めているものを察知しようと、努力したりという気持ちは増えました。コミュニケーションをとり、気に入ってもらう、ファンになってもらう、という気持ちも増した」といいます。
こちらの店舗では以前からレジにチップボックスを設置していて、年間で約20万円程度入ったといいますが、モバイルオーダー上の新機能を利用して以来、月間で約26万円の追加収益の創出が生まれているといいます。
ダイニー プロダクト本部・大倉泰平さん:
従業員さまからすれば、お客さまとのコミュニケーションのきっかけができ、さらなる来店につながる。金銭的・経済的に豊かになるだけでなく、人と人とのコミュニケーションが生まれるというところが、ひとつの魅力なのかなと。
チップがないのも日本の魅力、なれどチップをあげたい外国人観光客の気持ちに寄り添った飲食DXによるチップの新たな形。
深刻化する飲食業界の人手不足問題において、スタッフのモチベーションも向上。
それに伴う離職率の低下も期待されています。
ダイニー プロダクト本部・大倉さんは「日本の大きな魅力の一つが、おいしい食事、提供するスタッフのホスピタリティー。チップを通じてそういった方々が豊かになり、飲食業界が盛り上がり、その結果日本が盛り上がり、日本の飲食が海外に渡っていくことが我々としての願い。どんどん進めていきたい」と話しました。