生徒数の減少や多様な学びに対応した、今後の県立高校の在り方について意見を交わす検討委員会が20日鹿児島県庁で開かれました。
委員会では学識経験者や保護者の代表らが参加し、県立高校の在り方を議論しています。
生徒数が減少する中、20日は「生徒が行きたいと思える学校づくり」などについて意見が交わされました。
委員
「地域が持っている特色を生かせるような専門的な学科を設ける必要があると考える」
「公立高校は、あまり情報発信をしていない。実際、入学すると色々な学校には特色があるとことを他で知る現状がある」
また、県内を鹿児島や南薩など7つの地域に分ける学区制について、県教委が現段階での見解を示し、生徒の鹿児島市内への集中や地方の学校との格差が懸念されることから学区制を維持したいとしました。
県立高校の将来ビジョン検討委員会・溝口和宏委員長
「高校がなくなるということは、非常に地域としても避けたい考えはあると思うし、その地域に暮らしている生徒にとっても大きな負荷がかかることになるので、テクノロジーをうまく使いながら学びを保証することが大事だと思う」