火力発電所で効率的に水素を作る実証実験。その設備が公開されました。
実証実験は、デンソーが開発した「SOEC」という水電解装置を使い、JERA新名古屋火力発電所で行われています。
水素を作り出すための水は、生成された水素自体の熱を活用して分解しやすい水蒸気に変えるなど、効率のよい生成サイクルを実現するということで、消費する電力も従来の装置より1割から2割ほど削減できる見込みです。
作り出した水素は、将来的には水素ステーションに供給するなど、脱炭素社会への貢献に向けた実用化を目指しています。