「あの日のきょうにずきゅん」テレビ新広島、放送50年の歴史の中から、あの日のニュースを振り返ります。
今から21年前の2004年10月20日台風23号が広島に接近、平和大通りの樹木が次々に倒れる瞬間をカメラが捉えました。
【若木記者】
「あっ、大きな木が傾きました。倒れます。倒れます。危ないです。病院の方に倒れました。長さ15メートルに及ぶ大木が倒れ、車が下敷きとなっています」
この日の午後2時半ごろ、広島市中区中島町で、高さ15メートルの街路樹が倒れ、倒れた木が車数台に直撃し、車に乗っていた56歳の男性が頭に軽いケガをしました。
台風の接近に伴い、広島市で最大瞬間風速43.5メートルの強い風が吹き荒れました。
倒木の原因について専門家は、平和大通りの樹木は、移植した時にいったん根を切っているため根が弱く、強風で揺さぶられて倒れたのではないかと話していました。