上皇后・美智子さまは20日、91歳の誕生日を迎えられました。
午前11時過ぎ、両陛下は上皇ご夫妻にお祝いのあいさつをするため、赤坂御用地を訪問されました。
皇后・雅子さまは淡いブルーグレーの装いと帽子のコーディネート。
両陛下に先立ち、長女の愛子さまも淡いピンクの装いに花の飾りのついた帽子姿で笑顔で手を振り、ご夫妻のもとに向かわれました。
2024年10月に右足の大腿(だいたい)骨を骨折し、入院して手術を受けられた美智子さま。
現在、大腿骨はほぼ骨折前の状態まで回復し、杖なしで日常生活を送られています。
骨折後、上皇さまを早くお支えしたいとの思いから、毎日リハビリに励み、2025年元日の新年行事や、翌日の新年一般参賀に出席し、元気な姿を見せられました。
側近によりますと、美智子さまは午後に少し熱が上がる症状は今も続いているということです。
心臓の機能低下の指標となる数値は正常値を超えた状態で推移していますが、脚力の低下による転倒を防ぐため、お住まいの仙洞御所や赤坂御用地を休憩を挟みながら歩いたり、軽い運動を毎日、続けられています。
疲れやすくなり、少しずつ体力の低下が進んでいる様子が見られる美智子さま。
しかし、8月には上皇さまと長野・軽井沢町へ。
戦後、中国から引き揚げた人たちが開拓した畑に足を運ばれました。
上皇さまの日常を細やかに支えられている美智子さま。
お住まいでも常に手をつないで過ごされているといいます。
側近によりますと、「ありがとう」とほほ笑まれる上皇さまにうなずきながらほほ笑み返し、お二人で過ごす穏やかな時間に心の安らぎを感じられているということです。