秋田県内では20日朝、クマによる人身被害が相次ぎました。湯沢市と横手市、それに由利本荘市で男女6人がクマに襲われけがをしました。
20日午前5時40分ごろ、湯沢市表町の路上で40～50代くらいの男性が犬の散歩中にクマに右腕をかまれ、けがをしました。
また午前6時20分ごろ、近くにある住宅前の路上で、60代男性がクマに右の太ももをひっかかれけがをしました。
クマに襲われた60代男性：
「パトカーからの『この近くにクマがいる』との呼びかけを家の中で聞いて、はっきりと聞こえなかったので外に出たら、突然正面から襲ってきた」
男性を襲ったクマは、その後男性の住宅に侵入し、現在も居座っているということです（午前11時半時点）。
このほかにも男性2人がクマに襲われ、湯沢市内だけで合わせて4人がけがをしましたが、全員会話は可能な状態です。
一方、横手市平鹿町では20日朝、自宅の庭で木の剪定（せんてい）作業をしていた80歳の女性が後ろからクマに襲われ、頭や左手にけがをしました。
また、由利本荘市矢島町でも80代男性がクマに襲われ、顔にけがをしています。
県内では2025年、クマに襲われ1人が死亡、42人がけがをしています。
