長野県内でも各地でクマの目撃が相次ぐなか、18日も飯田市や長野市で通報がありました。警察が付近の住民に注意を呼びかけています。
飯田市ではJR飯田駅から直線距離で約500メートルの飯田市文化会館前の市道でクマの目撃がありました。
警察によりますと、18日午前2時半ごろ、「クマが路上にいる。座り込んでいる」と通行人から通報がありました。警察などが駆けつけましたが、すでにクマは立ち去っていたということです。
クマは成獣とみられます。
近所の事業所の男性:
「(会社と)目と鼻の先。従業員に作業をやめさせるかどうか悩んだ」
一帯は市街地で、周辺には住宅も多いため、市や警察は、夜間を中心に1人での行動はできるだけ避け、外出の際には鈴など音の出るものを携帯することなど、注意を呼びかけています。
飯田市の上郷黒田地区では10月5日ごろからクマの出没が相次いでいて、住宅の庭などでも目撃されています。
また、長野市若穂綿内でもクマ1頭の目撃情報がありました。
18日、午前3時15分ごろ、住民から「クマを目撃した」と警察に通報がありました。
警察によりますと、クマが目撃されたのは、長野市若穂綿内の綿内保育園から北西方約350メートルで、体長は約1メートルだということです。
警察が現場に駆け付けましたが、クマはすでに立ち去っていて、発見に至っていません。
現場周辺には住宅もあり、警察が住民に注意を呼びかけています。