日本最長となる全長420メートルの歩行者用吊り橋がある、大阪府茨木市の安威川ダム。観光客の増加を受け、警察と消防が連携し、転落事故を想定した大規模な救出訓練を行いました。
訓練が行われたのは今月14日。茨木警察署の警察官と茨木市消防署の隊員、あわせて46人が参加しました。
想定されたのは、観光客が乗るバイクが誤って道路から約50メートル下のダム湖付近に転落したというシナリオです。
隊員らはロープを使って急斜面を慎重に下り、ボートで要救助者を救出。その後、救急搬送するまでの一連の流れを確認しました。
吊り橋を含むダム周辺は人気観光地となっており、人の往来が急増。警察と消防は、万が一の事故に備え、今後も連携を強化していくとしています。
茨木署・安岡護警備課長は「市民の皆さんに安心して楽しんでもらえるよう、引き続き訓練に励みたい」と話しています。