北海道石狩市でクマによる建物の損壊およびエサの食害が確認されました。
警察によりますと、被害があったのは石狩市厚田区厚田にあるサケ孵化場のエサを保管する小屋です。
10月17日午前、入口の引き戸が壊されて中に侵入されているのを目撃した人が、孵化場の管理者に通報しました。
調査の結果、内部に置かれていたエサの袋が荒らされていたことが確認されました。
小屋は物置のような建物で、6月以降は使用されていなかったということです。引き戸上部の曇りガラスにはクマの足跡が残っており、土が乾いていて雨に流されていないことから、最近の侵入とみられています。
なお、孵化場本体には被害はありませんでした。
また、付近のキャンプ場や道の駅を結ぶ山間部の道路では、乾いていないクマの糞とみられるものも見つかっており、市と警察が関係施設に情報提供するなど、注意を呼びかけています。