充電や給電ができるプラグインハイブリッド車のパトカーを使って、災害時などに停電で消えた信号機を復旧させる訓練が、17日に福井県内で初めて大野市内で行われました。
大野警察署には、2024年度に県が進める脱炭素化の一環としてプラグインハイブリッド車のパトカー1台が導入されました。
この車両を災害時にも活用しようと、大野署や勝山署、県警本部から警察官15人が参加して信号機の復旧作業訓練が行われました。
訓練では、大野署の近くにある交差点の信号機が災害による停電で消えたとの想定で行われ、警察官らはパトカーのトランクルームにあるコンセントと、信号機の配電盤をケーブルでつないで電気を送り、信号機を復旧させる流れを確認しました。
大野署の大家学交通課長は「これまでは、装備資機材を積んでから現場に対応していたが、これからは、パトロール中のパトカーが現場へ行き交通規制をできる」と話します。
現在、消えた信号機の復旧には発電機を使っていますが、プラグインハイブリッド車のパトカーの導入が進めばより早く対応できると期待されています。
