出没が相次ぐクマ。各地で警戒が続くなか、長野県飯田市の住宅で10月15日、2度目の目撃がああった。住人は「庭をウロウロと餌を探している感じだった」と話している。市内ではイベントの中止も相次いでいる。

「山へ帰ったと思ったら、また来た」

「山へ帰ったと思ったら、きのう来た。全然帰ってないなと思って」

こう話すのは、クマを目撃した住人。

2度目の目撃があったのは飯田市上郷黒田の住宅。住宅の敷地では10月7日の朝にもクマが出没していた。

周辺では、6日と7日に体長1メートルほどの成獣とみられる1頭の目撃が相次いだ。

「爆竹を鳴らすと走り去る」

そして、15日の午後5時ごろ―。

「夕方になったらチラチラ(外を)見ていたら(クマが)来た。(実を)探してる感じでしたね、ウロウロと」と住人は当時の様子について話す。

この住人が爆竹を鳴らすと、クマは土手の向こうへ走り去ったという。

最初の目撃から1週間余り。

クマが再び現れことに住人は「（庭の）クリの木がネックになっているのか、市の職員も切った方がいいと言っていた」と話す。

イベントの中止が相次ぐ

飯田市内では、南信濃でも出没が相次いでいる。

遠山郷観光協会は、週末の19日に予定していたマラソン大会と、11月1日の自転車レースについて、コース内でクマが継続的に目撃されていることから、参加者やスタッフの安全を考慮し中止を決めたとしている。

長野放送

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