秋の行楽シーズンが到来しました。紅葉を楽しみながらのドライブにぴったりなのが、東北自動車道のサービスエリアで味わえる “秋限定メニュー”。岩手県八幡平市にある「岩手山サービスエリア」(上り線)を訪ねました。
広々としたフードコート「GANJUSAN」では、9月11日から始まった「秋のきのこ合戦2025」が開催中。
主役は、県内産の広葉樹のおがくずなどで育てられた「安比まいたけ」です。
岩手山サービスエリア事業部長兼エリア総支配人 濱本修さん
「肉厚で味がしっかりしている。東京のレストランの調理師にも人気で、だんだん有名になってきている」
安比まいたけを使ったきのこ雑炊は、まいたけを2〜3分ほどゆでて食感を保ち、エノキやシメジとともに白だしで仕上げます。
かつお節や昆布の豊潤な香りが広がる雑炊は、まいたけの旨みと絶妙に調和。温泉たまごを添えて、味の変化も楽しめます。
「まずは安比まいたけだけを味わって、そのあと温泉玉を崩して召しあがっていくと味がまろやかになる」と話す濱本さん。
優しい味わいの雑炊は、ほっと心もほどける優しい味わいです。
秋のきのこ合戦2025安比まいたけの白だし雑炊は今だけのメニューです。
もう一つの注目メニューが、10月1日にメニュー入りしたばかりの「スープカレー」です。
岩手のブランド鶏「菜彩鶏」をグリルし、さらにバーナーで香ばしく焼き上げたこだわりの一品です。
素揚げしたフレッシュな野菜と地元産のほうれん草が彩りを添え、スパイスの効いたスープが食欲をそそります。
調理師
「スパイスの後味がピリッとくるように、普通のカレーとは違う味付けです」
大きめにカットした菜彩鶏や野菜の素揚げがゴロゴロと入った具材のボリューム感、ピリッとした辛さがクセになるスープカレーは、寒くなる季節にぴったりの温かメニューです。
食事の後は、売店「東北旨いもん処」で、「たのはたミルクソフト」に猫型モナカをトッピングした「猫モナカソフト」がおすすめ。
「私が猫が好きで猫のモナカを探していた。見つけて中にあんこを詰めた」と濱本さん。
濃厚でクリーミーなソフトクリームと、和テイストの猫モナカが絶妙にマッチ。見た目もかわいらしく、旅の思い出にぴったりのスイーツです。
秋の味覚を存分に楽しめる岩手山サービスエリア。ドライブの途中に立ち寄って、旬の味と癒しのひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。