イスラエル政府は14日、イスラム組織ハマスによる人質の遺体の返還が遅れているとして、パレスチナ自治区ガザへの支援物資の搬入を制限すると発表しました。
ロイター通信によりますと、ハマスによる人質の遺体の返還が遅れているとして、イスラエル政府は15日以降、支援物資を搬入するトラックの台数をこれまでの半分となる300台に制限すると国連に通知しました。
また、特別な必要性がない限り燃料やガスの搬入を認めず、エジプトとガザ地区の境界にあるラファ検問所の再開も認めないということです。
こうした中、アメリカのトランプ大統領は14日、恒久的な停戦の条件となるハマスの武装解除について、アメリカの介入を示唆しました。
トランプ大統領:
(ハマスが)武装解除しなければ我々がさせる。迅速に、場合によっては暴力的かもしれない。
トランプ氏はさらに、ハマスが死亡した人質について「虚偽の報告をした」と述べ、ハマスの対応を非難し速やかに遺体を返還するよう求めました。