韓国の鄭東泳(チョン・ドンヨン)統一相は、10月末に韓国で開幕するAPEC首脳会議を契機に、米朝首脳会談が実現する可能性があるとの見解を示しました。

鄭統一相は14日、国会の国政監査で「米朝両首脳は会談の準備ができている」とした上で、「実現はトランプ大統領の決断にかかっている」と述べました。

また、会談が実現した場合、会場は軍事境界線がある「板門店(パンムンジョム)の可能性が最も高い」と指摘しました。

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記は9月、最高人民会議の演説で「トランプ大統領にいい思い出がある。真の平和共存を望むならアメリカと向き合えない理由はない」と述べていて、こうした発言が会談実現の根拠としています。

また、鄭統一相はこの演説に加え、北朝鮮が10月10日の朝鮮労働党創建80年を祝う軍事パレードで「中国とロシアの後ろ盾の下、核武力を誇示した」と分析していて、こうした状況により、会談実現に向けた準備が整ったとの見方を示しました。

フジテレビ
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国際取材部
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