新潟市で中学生が商店街を歩いて回り、魅力に感じたことなどを写真に収め、その写真を使ったすごろくを作りました。生徒目線の街の魅力が詰まったすごろくができあがったようです。

新潟市中央区の本町商店街を訪れたのは、新潟市西区の新潟清心女子中学校の生徒たち。その目的は…

【生徒】
「色んな珍しいものとかの写真を撮って、すごろくを完成させる」

商店街を舞台に、中学生ならではの視点で魅力や驚きに感じたことを写真で伝える“フォトすごろく”作りです。

【西田卓司 教育支援コーディネーター】
「自分で見つけた疑問や驚いたことを出発点にして、自分なりの学びをつくっていくというところを大事にしている」

総合的な学びの一環として地域の魅力を発見するほか、街歩きを通し感じた疑問などを深掘りしてほしいと今回初めて実施されました。

グループに分かれ地域を歩く生徒たち。道中は写真を撮るだけではありません。

【生徒】
「インタビューさせていただいてもよろしいでしょうか」

【店員】
「台風の影響で魚自体は少なくなっているが…」

すごろく作りで欠かせないマスの内容を埋めるため、店員や街の人へのインタビューにも挑戦します。

【生徒】
「この機会にできたのはすごく良い経験になった。色んなものがあったり、色んな人もいて、すごく多様性を感じられた」

そして、生徒たちは撮影した数十枚の写真の中から、すごろくのマスに使う写真を選び、インタビューで得た情報をもとにエピソードなども書き込みます。

【生徒】
「お花屋さんが多いなと個人的に思った。お花を手と手で渡す人とのつながりを大切にしている街だからなんじゃないかと思って、この写真にした」

【生徒】
「冬になると魚がいっぱい吊されて、のれんみたいになるということを知った」

生徒たちはグループで話し合いながら様々な視点で地域の魅力を発見できたようです。

【生徒】
「自分が撮ったものではなくて、友達が撮ったものを見ると、自分が知らなかった発見があるなと思った」

【生徒】
「今度、家族で来て、色々なお店を回りたいと思った」

この後、生徒たちは完成したすごろくで遊び、地域への愛着を深めていました。

NST新潟総合テレビ
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