仙台国税局で複数の部下に対してパワーハラスメントをしたとして3週間あまりで離任した前の局長に代わり、谷口眞司氏が新たな局長に着任しました。
谷口眞司新局長は東京都出身の58歳で、1990年に現在の財務省にあたる大蔵省に入省し、これまで大規模法人の税務調査や酒類業の振興などの地域連携事業に携わってきました。
仙台国税局では、今年7月に着任した前の局長が複数の部下に対して長時間の叱責をするなどのパワーハラスメントをしたとしてわずか3週間あまりで離任し、減給の懲戒処分を受けました。
谷口新局長は着任会見の冒頭で、「税務行政への信頼を損ねかねない事態」だと謝罪し、職場環境の整備や納税者への信頼関係の回復に努めると述べました。
仙台国税局 谷口眞司局長
「信頼回復に全力で取り組みつつ、今後の社会の在り方を見据えて、納税者の利便の向上や業務の効率化・高度化を図り、組織を進化させていきたいと考えております」