北アルプスの蝶ヶ岳で11日、登山に来ていた大阪府の62歳男性が悪天候で動けなくなり、救助されました。けがなどは無いということです。
遭難したのは大阪府守口市の62歳の会社員の男性です。
警察によりますと、11日正午過ぎに「強風で動けなくなった」と本人から110番で救助要請がありました。
近くの山小屋から出動した北アルプス南部山岳遭難防止対策協会の救助隊が、標高2650メートルの蝶槍付近にいた男性と合流し、午後1時40分過ぎに山小屋まで同行・救助しました。
男性は9日に安曇野市の三又登山口から入山し、常念岳や大天井岳に登った後、11日は蝶ヶ岳を経由して三又登山口に下山する予定だったということです。
11日の北アルプスは強い風が吹き、雨が降ったりやんだりの天候だったということです。男性は警察に通報した後、ハイマツの陰で風雨をしのいで救助を待っていたということです。