岡山市の無人馬肉販売店「馬活 岡山商店」。
日付が変わった直後の店内で防犯カメラが捉えたのは、次々と商品を取り、レジを通さず持ち去っていく男の姿でした。
店のオーナーは「めちゃくちゃ腹が立った。許せない」と語ります。
男が最初に現れたのは、9月24日午後11時ごろ。
壁の貼り紙や商品ケース、チラシを取るなど店内をくまなくチェック。
ところが商品には手を付けずに外へ。
と思ったら、再び中へ。
今度は、かごを手に取り商品を入れ始めました。
すると、そこに別の客が来店。
急ぐようにレジへ向かいます。
ところが、何か手間取っている様子。
この店のレジは商品をスキャンした後、レシートをもとにお金を入れた封筒を投函(とうかん)するというもの。
説明の貼り紙があるにもかかわらず、男は財布を取り出すものの、お金を支払わず商品を持って外に出ていきました。
しかし約30分後、男が店内に戻ってくると商品をケースに戻し始めました。
するとその30分後、男が再び現れたのです。
先ほどと同じとみられる商品を次々とかごへ。
レジの操作を行いますが結局、料金を支払うことなくそのまま外へ。
それ以降、男が戻ることはありませんでした。
盗まれたのは、馬ホルモンや馬ウインナーなど4点。
合わせて2800円の被害です。
店のオーナーは「お金の問題ではない。こういうことをする人間がいるということ自体が気持ち悪い」と話します。
男からの連絡がないという店のオーナーは被害届を提出。
現在、警察が捜査しています。