島根県内の定時制や通信制の高校に通う生徒が、学校生活を通して培った学びや貴重な経験について発表する大会が、10月7日に松江市の宍道高校で開かれました。
審査の結果、最優秀に松江工業高校定時制の槇原成琉(ないる)さんが選ばれ、11月に開催される全国大会に出場することが決まりました。
この大会は、定時制・通信制高校で学ぶ生徒が、学校生活を通じて学んだ貴重な体験を発表し、多くの生徒の成長の糧にしてもらおうと毎年開催されています。
今年度の島根県大会には、宍道高校や浜田高校など3校から10人が出場し、自身が成長したきっかけや学校での取り組みを経た経験、そして将来の夢などについて発表し、委員4人が審査しました。
審査の結果、松江工業高校定時制4年の槇原成琉(ないる)さんが、最優秀に選ばれました。
槇原さんは『変化をくれた800m』の演題で、高校生になるまで何事も長続きせず、自信を持てなかった自分自身を変えるために、学業と並行して陸上の800メートルにも取り組み、全国大会に出場できるほど成長できたことを通じて、「努力を続けることの大切さを知ることができた」ことを堂々とした態度で語りました。
そして「努力したことで自分を信じることができた」経験から、将来の夢に向かってコツコツとゴールを目指して走り抜けたいとも話し、同じ通信制、定時制に通う仲間への励ましにもつながる熱いメッセージを伝えていました。
全国大会は、11月16日に東京・六本木ヒルズで開催され、各都道府県の代表60人が参加します。