10月6日、岩手県は中部保健所管内の教育・保育施設で、サポウイルスによる感染性胃腸炎の集団発生があったと発表した。
園児16人と職員2人のあわせて18人が嘔吐や下痢などの症状を訴えているという。
県によると、9月26日に中部保健所の教育・保育施設(園児83人・職員31人)から複数の園児に嘔吐や下痢などの症状があると保健所へ連絡があり、調査した結果、9月20日から10月5日にかけて、園児と職員に嘔吐や下痢などの症状があったことがわかった。
糞便検査を実施した結果、症状のある5人からサポウイルスが検出された。
重症者はおらず症状のある人は回復傾向にあるという。
県は感染対策として、調理前や食事前には石けんで十分な手洗いを行うことや、嘔吐をした場合は、部屋の換気を十分に行いながら、マスクやビニール手袋等を用いて片付け、嘔吐した場所や使用した用具を塩素系漂白剤で消毒することなどを呼びかけている。
※中部保健所管内は花巻市・遠野市・北上市・西和賀町
(岩手めんこいテレビ)