明治安田J1アルビレックス新潟は10月4日、アウェーでファジアーノ岡山と対戦。1-1の引き分けとなり、アルビはこれで14試合勝利なしとなりました。

ここまで13試合連続で勝利がなく、残留に向け厳しい状況が続くアルビ。

【吉田優アナウンサー】
「9試合ぶりに小野選手がスタメン起用となり、得点力に期待がかかる中、続く課題は守備の精度。きょうこそ念願の白星を目指します」

サポーターの声援を力に変え、勝ち点3だけを目指すアルビは4日、ホームでファジアーノ岡山を迎え撃ちました。

早い段階で先制し、チームに勢いをもたらしたいところでしたが、序盤はなかなかゴールまでたどり着くことができなかったアルビ。

試合が動いたのは前半24分。タッチライン際で新井が体を入れてボールを外に出そうとしますが、これを奪われて岡山に先制点を許してしまいます。

残留に向け、負けは許されないアルビは失点の直後、奥村のスルーパスに長谷川が反応しますが、ここは相手にブロックされ得点に至らず。1点ビハインドで試合を折り返します。

エンドが変わった後半13分、藤原のクロスに小野が頭で合わせますが、これは惜しくも枠の外。

それでもその9分後、右サイドに流れたボランチの新井が島村からパスを受け、クロスを上げると、これを奥村が折り返し、最後は白井。白井の今シーズン2ゴール目で同点に追いつきます。

【アルビ 白井永地 選手】
「必ず得点を取らないといけない展開。僕と新井がダブルボランチだが2人ともゴール前に入ってしまって、リスクはかかるが、リスクを背負ってでも得点を取らないといけないので、そういった意味では2人の関係性も良く、ああいうゴールにつながったと思う」

その後は、失点を防ごうと、GK田代を中心に必死の守備を見せますが、追加点を奪うことができず…。

試合は1-1の同点に終わり、アルビが手にした勝ち点は1。14試合未勝利となりました。

【9試合ぶり先発出場 小野裕二 選手】
「自分が結果を残せなかったというのは、自分の力のなさを感じた。自分たちには何が足りないのかというのを、本当に日々模索しながら、自分たちがやれることは練習もそうだが、ピッチで100%常にやるということなので、そこをしっかり続けていきたい」

勝利への道が遠いアルビ。シーズンは残り5試合…J1残留に向けて厳しい戦いが続きます。

■最下位のアルビ 残留圏との勝ち点差は“9”

勝ち点1を獲得した20位のアルビ。17位の横浜F・マリノスや18位の横浜FCが勝ち点を得られなかったことから、残留圏との勝ち点差は9となりました。

次節での降格はなくなりましたが、残り5試合、勝利が必要な状況に変わりはありません。

アルビの次の試合は10月18日、アウェーで東京ヴェルディと対戦します。

NST新潟総合テレビ
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