10月4日行われた自民党の総裁選挙は決選投票の末、高市早苗 前経済安保担当大臣が第29代総裁に選出されました。自民党70年の歴史の中で初の女性総裁です。
自民党・逢沢一郎 総裁選挙管理委員長:
高市早苗君をもって当選者と決しました
10月4日に行われた自民党の総裁選は、決戦投票の末、高市早苗 前経済安保担当相が小泉進次郎 農水相を破り29代目の総裁に選ばれました。
高市早苗 新総裁:
全員に働いてもらう。馬車馬のように働いてもらう。私自身もワークライフバランスという言葉を捨てます。働いて、働いて、働いて、働いて、働いていく
静岡県内の国会議員で唯一高市新総裁の推薦人に名を連ねたのが若林洋平 参議院議員です。
若林洋平 参院議員:(1回目:高市氏/2回目:高市氏)
やっぱり挙党体制でやっていくんだと。そういう意味においては全世代であり、男女問わず確かに初の女性総裁だが、それ以上にみんなでやっていくことが大事だと伝わったので良かった
また、城内実 経済安保担当相も1回目・2回目とも高市新総裁に投票しました。
城内実 衆院議員:(1回目:高市氏/2回目:高市氏)
人と語り合うなどコミュニケーションも積極的に図っているので、一部で言われているような感じは全くないと思っているので、今回本当にこういう結果が出て良かった
今回の総裁選では党員・党友票で他の候補を圧倒した高市新総裁。
県内でも得票率は4割を超えました。
このため小林鷹之 元経済安保担当相の推薦人を務めた勝俣孝明 衆議院議員は…。
勝俣孝明 衆院議員:(1回目:小林氏/2回目:高市氏)
基本的には主義主張の部分もそうだが、党員の投票数を見た時に圧倒的に高市候補が一番だった
一方、いずれの投票でも小泉農水相を支持したのが深澤陽一 衆議院議員です。
深澤陽一 衆院議員:(1回目:小泉氏/2回目:小泉氏)
日本全体でまとまってこの日本を成長させていく、強い日本を作っていくというところを少しでも手伝えたらと思っている
こうした中、上川陽子 前外務大臣と細野豪志 衆議院議員はともに投票先を明らかにしませんでした。
細野豪志 衆院議員:(1回目:公表せず/2回目・公表せず)
もう新しい体制決まったので、私が投票した個人名を皆さんに伝えるのは控える
上川陽子 前外相:(1回目:公表せず/2回目・公表せず)
女性初(の総裁)ということで、その意味では日本として初めてなのでこの動きについて、いろんな形で皆さんとともに女性の活躍についても動いていきたい
高市新総裁の誕生に県内の野党議員は…。
国民民主党・榛葉賀津也 幹事長:
総裁選の時に訴えた自身の公約、とりわけガソリン税の暫定税率の廃止や103万円の壁を堂々とどの候補者より積極的に訴えていたし、積極財政でこの国を元気にすると言ったのでそれを実行してほしい
立憲民主党・源馬謙太郎 県連代表:
私が懸念しているのは総裁選の時にはいろいろ言うけれど、総裁になったら政策が進まない、後戻りするというのがこれまでの自民党なので、高市総裁も言っていた給付付き税額控除の旗を降ろさずに、石破首相のようにならずに、ぜひ実現してもらいたい
県民からも好意的な受け止めが聞かれます。
専業主婦(60代女性):
すごく働いてくれる、国民のために働くという気持ちがすごく伝わってきた
会社員(20代男性):
いろいろ変わっていくのではと期待はしている。(Q.どんなところに期待?)ちゃんと実行力がありそうな人だと感じているので、これからも見守っていきたい
会社員(30代女性):
女性(の自民党総裁)は今までなかったので個人的には体に気をつけて頑張ってほしい
国内外で様々な課題が山積する中多くの人の願いは日々の暮らし向きが良くなることです。
無職(80代男性):
物価高やコメの問題がどうなるか期待している
無職(70代男性):
(Q.一番進めてほしい政策は?)年金生活をしているので、経済政策で一番国民が納得できるような物価を下げるとか
会社員(30代男性):
税金をとりあえず下げてほしい。減税をやると言っている割にはなかなかやってくれない感じがあるのでやってほしい
10月中旬にも召集される臨時国会で女性初の総理大臣に指名される見通しの高市新総裁。
どのような手腕を発揮するのか注目されています。