高市新総裁の就任を受け、自民党の麻生最高顧問は6日、国民民主党の榛葉幹事長と会談しました。
連立拡大を視野に、今後の連携のあり方を協議したものとみられます。
高市新総裁は6日、東京・赤坂の議員宿舎にこもり、7日に決定する自民党役員の人事構想を練っていて、まだ報道陣の前に姿を現していません。
こうした中、自民党の麻生最高顧問と国民民主党の榛葉幹事長が都内で会談しました。
高市新総裁は周辺に対し、今後の連立拡大も視野に、国民民主党を軸に早期に政策協議を進めたい考えを示していて、今回の両者の会談はこれを受けた形です。
連立拡大や政策協議について、高市新総裁の周辺は「ある程度の時間が必要だ」と話していて、15日で調整されていた臨時国会の開会が後ろにずれ込む可能性も出ています。
一方、国民民主党の玉木代表は5日、高市新総裁が政治資金収支報告書への不記載があった議員を人事で処遇する意向であることについて「国民からどのように見られるのかは非常に重要だ」などと述べ、けん制していて、高市新総裁が行う人事も協議の行方に影響を与えそうです。