滋賀県で熱戦が繰り広げられている国民スポーツ大会。バレーボールは10月1日に決勝戦が行われ、岡山代表が少年女子と成年女子のダブル優勝を果たしました。
滋賀県守山市で行われた少年女子のバレーボール。強豪・就実高校のメンバーを中心にチームを組んだ岡山代表は1日、静岡代表との決勝戦に臨みました。
就実が強みとするミスの少ない堅実なバレーで序盤からリードを広げる中、就実以外のメンバーで唯一、スタメンで出場した玉野光南3年の妹尾舞陽日が躍動します。チームに攻撃力をもたらす打点の高いスパイクで得点を重ね、第1セットを25-22で先取します。
就実のメンバーも負けじと実力を発揮します。リベロでキャプテンの仙波こころを中心とした堅い守りで第2セットを25対18でものにすると、続く第3セットでは就実のエース、3年・比留間美晴が終盤で連続ポイント。岡山代表がストレートで勝利し、国スポ2連覇を達成しました。
(岡山 仙波こころ主将<就実高校3年>)
「去年、優勝して連覇がかかっていたが、自分たちの力が発揮でき優勝できてうれしい。自分の持ち場を責任を持って果たせたので、勝利につながったと思います」
岡山代表の選手たちは11月に開幕する春の高校バレー岡山県予選で、今度は敵同士で代表の座を争います。
(岡山 妹尾舞陽日選手<玉野光南3年>)
「自分にとってすごく成長できたし、経験できたし、就実の子たちと一緒にバレーができて幸せ。今は少し寂しい気持ちもあります。次は(春高予選で)ライバルとして戦うので、自分のチームの強みをしっかり生かして就実を絶対に倒します」
また、成年女子のバレーボールでは岡山代表として臨んだ岡山シーガルズが地元・滋賀代表の東レをストレートで破り、10年ぶり11回目の優勝を果たしました。