こちらをご覧ください。

これはスマートフォンやワイヤレスイヤホン、ハンディタイプの扇風機などを充電するためのモバイルバッテリーです。

9月25日に東京のマンションで6人が搬送される火事がありましたが、スマホを充電していたモバイルバッテリーが原因とみられています。

私たちの生活の一部になり便利なモバイルバッテリーですが、落とす、ぶつけるなどの衝撃が加わったり長期間使い続けて劣化すると火災の原因になってしまうことがあります。

正しい使い方やもしもの時の対応を取材しました。

9月25日、東京都杉並区のマンションの一室で火事があり、あわせて6人が煙を吸って搬送されました。スマートフォンを充電していたモバイルバッテリーが火元とみられています。

街頭インタビューでも、モバイルバッテリーを携帯していてよく使うという声が聞かれました。

高校生
「(モバイルバッテリーを)大体持って行きます。暖かいところで外に出さないように心がけています」

20代会社員
「(モバイルバッテリーを)持ち歩いてはいるが対策はできていなくて不安。(購入時に)安さや軽さを見てしまう」

Q.何年くらい使っている?
「5年くらい使っている。充電の減りが早くなったと思う」

こちらはナイト製品評価技術基盤機構が公開している映像です。

インターネットなどで販売されている安全性が低い製品を充電し続けると...モバイルバッテリーが膨張し、最終的には激しく燃えるのがわかります。

消防では激しく燃えているときは火の勢いが収まったタイミングで消火器などで火を消し、最後は大量の水の中に水没させることを推奨しています。

また、モバイルバッテリーを使っていて高温になったり、膨張したときは使用をやめるよう注意を呼びかけます。

鹿児島市消防局・福留雄二予防課長
「充電するときも目の届く範囲で充電してほしい。周りに可燃物があると、そこから火災拡大するので注意してほしい。機器の使用時間が短くなったり充電できなくなったり、充電中に高温になって変形や膨張、異音や異臭があるときは速やかに使用をやめていただくようお願いしたい」

モバイルバッテリーは捨てるときにも注意が必要です。ゴミ収集車などでゴミをつぶすときの衝撃が原因でモバイルバッテリーから出火することがあります。
 
実験映像では衝撃が加わり、煙が出たり爆発したりする様子が確認できます。

モバイルバッテリーの処分方法は自治体によって異なるので、詳しい処分方法は自治体のホームページなどを確認してください。

消防では、モバイルバッテリーは純正品やPSEマークがついているものを買い、正規品と比べて極端に安すぎるものを買わないこと、コードなども純正品を使うことが事故防止につながるとしています。

鹿児島テレビ
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