神戸市内の公立中学校で来年9月から始まる、地域団体によるクラブ活動=「コベカツ」。
それに先駆け、料理教室の体験会が開かれた。

■『料理教室』で「おにぎり」を作る
料理教室の先生:おにぎりの説明をしますね。
参加した生徒:梅干し!梅干し!
先週、神戸市灘区の中学校で行われた料理教室。
小学6年生から中学2年生までの19人が集まり、「おにぎり」や「味噌玉」を作った。
料理教室の先生:おにぎりのどんな具がいいかなって、今から具を考えてください。
参加した生徒:え、待って!梅とろろか鮭か。
自分で作る「おにぎり」。
中に入れる「具」を選ぶのも真剣だ。

■神戸市 政令市で初めて公立中学校のクラブ活動が終了
今回開催されたのは、地域団体が運営するクラブ活動「コベカツ」の体験会。
神戸市の公立中学校では、少子化で学校単位での活動が難しくなっていることや、教員の長時間労働の問題などから、来年8月までに学校での部活動がすべて終了し、9月からは「コベカツ」が始まる。
平日も含めた全面移行は政令市では全国初の試み。
新たな活動も追加され、生徒たちの選択肢が広がることが期待されている。

■ごはんを握って飾り付け、味は家でのお楽しみ
炊飯ジャーが開いて…
参加した生徒:おおお~(拍手)
さあ、ごはんも無事に炊けたようで、ラップに包んであとは握るだけ…
おにぎりの具も形も自分次第…おいしくな~れと願いを込めて握る。
参加した生徒:すげ~髪の毛!かわいいやん!
出来上がったらラッピングをして…味は家に帰ってからのお楽しみだ。

■「おにぎりづくり」生徒は楽しく、保護者は助かる
小学6年生女子:家族全員で食べたいんだけど、どうやって分けるか考え中です。
中学1年生男子:僕、サッカー部に入っているんです(-Q自分でお昼ご飯作れちゃいますね!)たぶんそうだと思います完璧だと(-Q挑戦してみたいメニューは?)豚の生姜焼き、僕、生姜焼き好きなんですよ。
-Qなぜ「おにぎり」に?
特定非営利活動法人サポートステーション灘・つどいの家 藤井綾副理事長:親御さんとかが忙しい時でもご飯さえ炊いといてあげたら、保護者も助かるという声を聞いていたので。
神戸市教育委員会は今後も体験会を行うとしている。
(関西テレビ「newsランナー」2025年9月29日放送)
