福井市にある県立歴史博物館が、建物の老朽化対策や収蔵庫の拡充のため改修されることになり、29日に県庁で検討委員会が開かれました。2026年度に改修の基本計画案が作成されます。
     
福井市大宮2丁目にある県立歴史博物館は、前身となる県立博物館が1984年に開館しました。その後、恐竜など自然系の歴史を勝山市の県立恐竜博物館に移したため、人文系の博物館として2003年に現在の形となりました。
  
建物が40年以上が経過する中、県は、2025年7月に都市計画や文化財などの有識者8人による検討委員会を立ち上げ、博物館が立地する幾久公園を含むリニューアルについて議論を始めました。
  
29日に開かれた2回目の会議で、委員からは「収蔵庫が既に満杯のため容量を増やすべき」「人気の高い昭和の暮らしコーナーを現在の2階から1階のエントランス付近に移動させてはどうか」といった意見が出されました。
  
検討委員会は2026年3月までに意見をまとめ、2026年度中に改修に向けた基本計画案を作成するとしています。

福井テレビ
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