大阪府の吉村知事は、大阪・関西万博の入場の予約枠が会期のほとんどで埋まっていることを受け、27日から始まった未使用の入場チケットと当日券の交換に希望者が殺到していることを受け、今後当日券の配布数を増やす可能性について言及した。

現在は1日に数百枚限定で、午前と午後の2度に分けて交換が行われることになっていて、初日の27日には午前10時過ぎの時点で、すでに多く人が交換所に集まり、列に並ぶことができなくなっていた。
吉村知事は、「当日券の交換所周辺に並ぶスペースがなく雑踏事故の恐れもある」と指摘し、「安全配慮が大事」と話していて、「安全確保ができれば可能性はゼロではないか?」という質問に「もちろんそうだと思う」と前向きに検討する姿勢を示した。

■並ぶスペースなど安全確保できれば…当日券増は「もちろんそうだと思います」
(Q.未使用チケット当日券への引き換え始まったが殺到している。徹夜する人もいる。受け止めは?)
【大阪府 吉村知事】「どうしても枚数に限りがあるので、そこは申し訳ないと思いますけれども、ただ何もしないよりは、こういった形で当日券を新たに売るのはやめて、そして交換するという手続き、協会なりに、われわれとしてもできる限りのことをとっていきたいと思います」
(Q.当日券増やす可能性はある?)
【大阪府 吉村知事】「まずは当日券に並ぶスペースも含めて、安全に配慮しながらということが大切だと思います。安全に配慮しながら、協会において判断していくということになると思います」
(Q.並ぶスペースとか安全確保できるとなったら増やす可能性ゼロではない?)
【大阪府 吉村知事】「それはもちろんそうだと思います」

■協会にも「安全に配慮をしてできる限り対応してもらいたい」
【大阪府 吉村知事】「まずやっぱり安全配慮。皆さんご承知だと思うんですけど、並ぶスペースがほとんどないので、そこにどんどん人が増えてくると(危険)。
またもともとのチケットをお持ちの方のスペースも必要なりますし、ちょうど地下鉄出たところですから、そういった意味ではやはり雑踏事故にならないように安全配慮というのが最も大事なので、そういったことを協会において配慮しながら判断していくということになる思います。協会もできる限り多くの人に入ってもらえるよう、交換したいという思いは変わらない。いっしょです」
(Q.協会にも配布枚数増の要望した?)
【大阪府 吉村知事】「安全に配慮をしてできる限り対応してもらいたいという話をしました」

■「当日券引き換え」以外の対策は「西ゲートの予約枠拡大ぐらいしかない」
(Q.当日券引き換え以外に何か対策は)
【大阪府 吉村知事】「これは予約枠の拡大、西ゲートを2日前に(拡大)やっていますので、やっぱりそれぐらいしかないかなと思います。
どうしても入場のキャパシティもありますし、だからこそ随分前から、『早めに予約してください』と言い続けてきたところでもあるので、ちょっとそこが限界かなと思います」
